検索サイトでユーザーが検索した時、自分のサイトが上の方に表示された方が良いですよね。
自分のサイトを検索結果の上位に表示させる対策を一般的にSEO対策と呼びます。
本当は細かい技術が沢山あり、本気で突き詰めていくと物凄く奥が深いのですが、
今回は最低限抑えておきたいポイントをご紹介します。
【1】キーワードを見出しに含めてホームページやブログの文章を作る。
まずは記事のタイトルに、検索して欲しいキーワードを必ず入れて下さい。
記事のタイトルにキーワードを入れる事を意識してくれる方はわりといるのですが、
本文中に自分で任意に作る見出しも出来れば効果的に活用して下さい。
検索エンジンは通常の文章に入っているキーワードよりも、“見出し”に含まれているキーワードを重視します。
本文が長くなる場合、文章の途中で“小見出し”を作ると思うのですが、しっかりと検索サイトに『ここは見出しです』と認識させる事が重要です。
見出しを作る時、そこが見出しである事がわかるように、文字の大きさを大きくしたり、色を変えたりしますよね?
近年のブログには、本文入力欄に文字のサイズや色を変更するツールバーがついていますので、そういったものを活用されている方もいるかと思います。
そういったツールで“文字の大きさを大きく設定”したり“文字の色を変えたり”して見出しにするとしましょう。
人間は見た目で『あ、文字大きくなってるし他と色も違うから見出しなんだ』と無意識に認識しますが、検索エンジンにとってはそれが見出しかどうかはわかりません。
文字のサイズや色を変えただけでは検索サイトからの評価は通常の文章と何ら変わりはないのです。
そこで、『ここは見出しですよ』と伝えるには、
<h2>検索エンジンに効く見出しの書き方</h2>
という具合にhタグでくくります。このように文書構造をコンピューターが判別出来るようにタグ付けするのをマークアップといいます。
hの後ろの数字は重要度で、h1は大見出し、以下h2~h5くらいまで使うのが一般的で、数字が小さいほど重要度が高いと判断されます。
※ブログの本文入力欄のツールバーの中のプルダウン項目で『見出し1』~『見出し2』などがある場合はそちらを選択するか、入力欄を“htmlモード”にしhタグを手で入力して下さい。
入力画面じゃない実際の記事画面でも “<h2>”とかそのまま表示されてたら失敗です。プルダウンで選択するかhtmlモードで入力してください。
但し、大見出しであるh1(見出し1)は基本的に1ページに一つしか使ってはいけません。大抵ブログなどでは記事タイトルがh1になるように設定されているので、本文で使えるのはh2(見出し2)かh3(見出し3)以降と言う事になります。
h2やh3など、見出しである事を認識させるタグでくくった上で、文字の色や多きさを任意で指定しましょう。
※h2やh3などのタグにそれぞれ予めデザインが指定されている場合もあります。
【2】ブログからホームページなどにリンクを設定する
ブログの記事の文中に自社のサービスと関連するキーワードが含まれるときは、
自社のホームページの該当サービス紹介ページへのリンクを貼るようにしましょう。
例)
× ホームページの企画・制作に関して、制作にかかる工数よりも企画や構成設計にかかる・・・
○ ホームページの企画・制作に関して、制作にかかる工数よりも企画や構成設計にかかる・・・
ブログだけ読まれて終わるのか、サービスの紹介ページも見て詳しく知ってもらえる可能性を作るのかには大きく差があります。
しかし、実はそれだけではなくて、 『ホームページ企画・制作ページ』は他のサイトやページから“ホームページの企画・制作”というキーワードでリンクされているので、“ホームページの企画・制作”というキーワードについて関連した内容が書かれている と検索サイトは評価してくれます。
その結果、ホームページの企画・制作というキーワードで検索された場合に『ホームページ企画・制作ページ』が検索結果に表示される順位が上がる事に繋がるのです。
※“ホームページの企画・制作”だと競合が多すぎて表示されません・・・。“ホームページの企画・制作 名古屋”だとかろうじて1ページ目というところです・・・。
よって、既に1つのブログ記事で自社のサービスを紹介したからと言っておわりではなく、違う切り口で関連する記事をいろいろ書いてみて、地味にサービスページへのリンクを増やしたりすると、少しずつですが効果が出てきますので、コツコツと頑張って育てていきましょう!
この記事を書いた人
-
名古屋のウェブ制作会社数社に10年程度務めた後、株式会社ベクトル設立。
企画・運営・コンサルティング〜WordPressを中心としたシステム開発まで幅広く携わる。
[ 著書 ]
・いちばんやさしいWordPressの教本(共著)
・現場でかならず使われているWordPressデザインのメソッド(共著)
[ 最近のWordPressコミュニティでの活動 ]
WordCamp Tokoy 2023 セッションスピーカー
WordCamp Asia 2023 セッションスピーカー(LT)
WordCamp Niigata 2019 セッションスピーカー
WordCamp Haneda 2019 セッションスピーカー
WordCamp Osaka 2018 セッションスピーカー
WordCamp Kyoto 2017 セッションスピーカー
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