12月になりまして、この記事は「WordPress Theme Lightning & BizVektor 他 Advent Calendar 2016」の最初の投稿となります。
Advent Calendarとは
本題に入る前にこの記事を読んでいる方で「アドベントカレンダーって何?」って思う方も多いかと思います。
Adventarの記載を引用すると
Advent Calendarは本来、12月1日から24日までクリスマスを待つまでに1日に1つ、穴が空けられるようになっているカレンダーです。WebでのAdvent Calendarは、その風習に習い、12月1日から25日まで1日に1つ、みんなで記事を投稿していくというイベントです。
AdventarではAdvent Calendarの作成や登録などを行うことができます。
と、記載されています。
もう少し具体的に説明すると、まず最初にカレンダーに自分が『この日に書くよ』って事を登録して、自分のブログに記事を書いて自分が登録した日付で記事を公開。します。
記事の最初にはこの記事がアドベントカレンダーの記事である旨書きます。
この記事は「WordPress Theme Lightning & BizVektor 他 Advent Calendar 2016」の12月1日の記事になります。
前回の◯◯さんの「◯◯さんすてき」の記事に引き続き、◯◯について書きたいと思います。
みたいな感じではじまり、本文を書いて、最後は
次は◯◯さんが◯◯について書いてくれるそうです。
というように書いて読者がアドベントカレンダーの記事を見てくれるように紹介すると良いです。
公開したら、「WordPress Theme Lightning & BizVektor 他 Advent Calendar 2016」にどんなタイトルで書いて、どこで公開してあるかURLを記載します。
まだまだ登録枠が沢山ありますので、LightningやBizVektorの気に入っている所、ここを改善してほしいという所、こんな使い方出来るなど、どんどん書いて貰えるとウレシイです。
それでは本題いってみましょう!
そもそもLightningとは?BizVektorとは?
この記事を読んでいる時点でおそらくBizVektorかLightningどちらかは使った事があると思いますが、どちらも無料で利用出来るWordPressのテーマになります。もしまだご利用になっていない方は是非一度使ってみてください。
LightningとBizVektorの2016年12月時点での比較
BizVektorが2012年2月にリリースされたのに対してLightningは2015年の6月公開なのでLightningの方が後継テーマではありますが、どちらが良いというのは一概には言えません。
セミナーなど開催するとよく「どちらを使えば良いですか?」と聞かれるのですが、どちらも基本思想は「ビジネス向けで初心者でも使いやすく」なので使い慣れてる方を使っていただければ良いと思っています。
現状での違いをまとめてみました。
Lightning(テーマ)× ExUnit(プラグイン)の長所
- 機能面はプラグイン「VK All in One Expansion Unit」に分離しているので、今後テーマを変更してもある程度設定が引き継げる。
- ExUnitはプラグインなので、案件に応じたスクラッチの自作テーマと組み合わせて使う事ができる。
- 固定ページに追加する要素(子ページリストや問い合わせ情報など)をページ個別に表示・非表示を設定できる。
- お問い合わせボタンの文言がテキストで簡単に変更できる。
- アクションフックが沢山用意してあるのでプラグインなどから要素の追加がしやすい。
BizVektorの長所
- わかりやすさ・使いやすさの面ではBizVektorの方が優れている。
- テーマに機能を含めて実装されているので、部分的に改変した時に子テーマに該当ファイルをコピーしてカスタマイズがしやすい。
- 有料・無料共にデザインスキンの数が多い。
- IE8対応と言われた時にCSSを自分で書けば何とか対応の余地はある。
- レスポンシブ対応の機能が優れている
Lightning(テーマ)× ExUnit(プラグイン)の短所
- ウィジェットでいろいろ設定しないと出来上がらないので、自由度は広いがその分手間でもある。
- ExUnitが出力するHTML要素を改変しようとするとフィルターフックの知識が必要であったり、フィルターフックが用意されていなくて改変出来なかったりする
※フィルターフックの追加はリクエストいただければ対応します。
※将来的には子テーマの指定ディレクトリにファイルがあればそちらを読み込むように機能改善するので解消されていく予定 - 古いブラウザは完全に無視しているので、クライアントワークで使用したりして後から「IE8対応で」と要求されたら詰みます。
- 記事内のレスポンシブ対応の機能はBootstrapで賄う想定だったが結局BizVektorの方が使い勝手が良い。
- BizVektorがテーマだけインストール・有効化すれば良いのに対して、Lightningは本来の機能を発揮しようとしたらテーマ「Lightning」とプラグイン「ExUnit」と「Lightning Advansed Unit」の3つをインストール・有効化する必要がある。
- アクションフックを多用していて構造がかなり複雑になりつつある。
BizVektorの短所
- 固定ページに追加する要素(子ページリストや問い合わせ情報など)はテンプレートを選択する方式なので、要素個別の表示非表示指定ができない。
- お問い合わせボタンの文言が画像なので変更がしにくい。
- デザインが古くなってきている
また、Lightningの開発経緯などは下記を参照ください。
https://www.vektor-inc.co.jp/information/lightning/
今後のLightningとBizVektorの方向性
今後開発リソースをどこに注力するかは状況によりけりではありますが、現実問題両方のメンテナンス・改善は開発リソースの都合上無理があるので、2017年のうちにExUnitの機能部分をBizVektorの機能部分と共用化できるようにする予定です。
なので、先程Lightning×ExUnitとBizVektorの比較表を記載しましたが、最終的には共通化していくので、双方の長所が取り入れられ、欠点は解消されていくという形です。
まとめ
- ExUnitは2017年も重点開発対象
- LightningとBizVektorは見た目として好む方を使っていただければ良い
- IE8対応の可能性がもしあるならBizVektorを利用するのが無難
- BizVektorの機能面はいずれExUnitに置き換わる可能性が高く、そうなると管理画面の項目や見た目が変更される
→ BizVektorでのサイト制作セミナーなどを開催している人で、資料を作っている方は管理画面の資料を作り直しになる可能性が高いので注意
という事になります。
明日は…って…このペースで毎日書くのは大変ですね…。
明日以降は便利な使い方や新しい機能の紹介などしていきたいと思います。
この記事を書いた人
-
名古屋のウェブ制作会社数社に10年程度務めた後、株式会社ベクトル設立。
企画・運営・コンサルティング〜WordPressを中心としたシステム開発まで幅広く携わる。
[ 著書 ]
・いちばんやさしいWordPressの教本(共著)
・現場でかならず使われているWordPressデザインのメソッド(共著)
[ 最近のWordPressコミュニティでの活動 ]
WordCamp Tokoy 2023 セッションスピーカー
WordCamp Asia 2023 セッションスピーカー(LT)
WordCamp Niigata 2019 セッションスピーカー
WordCamp Haneda 2019 セッションスピーカー
WordCamp Osaka 2018 セッションスピーカー
WordCamp Kyoto 2017 セッションスピーカー
他
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