よく聞く「ウェブ戦略」とか「インターネット戦略」って言う言葉。
「それって本当に必要なの?」
「中小企業がインターネット戦略とかちょっと大袈裟なんじゃないの?」
と、思われる方もいると思うのですが、結論から言うと必要であり大袈裟でもないんです。
そもそも「戦略」って言う言葉。
“戦い”を“略す”って事ですよね。
競合他社と毎回相見積もりだったり、商品価格で比較されてたら疲れるだけなので、そもそも競合他社と戦わない。戦わずして受注してしまおうという事です。
中小企業や実店舗が戦わずして競合に勝つ一番の方法は、
“顧客が予め自分の知り合いである(自分の事を知っている)”事がとても重要になってきます。
わかりやすく価格の高いもので例えれば、新築で家を建てるとしましょう。
高額で長く住むものなのに、欠陥住宅の問題などもあり発注者は不安です。
ハウスメーカーは数あれど、発注者が一番重要視するポイントは発注先への信頼です。
価格が安くても手抜きや欠陥住宅では意味が無いので、信頼出来るメーカーに発注したいと思うのは当然ですよね。
今まで何も繋がりがなかった業者に飛び込んで話を聞くのか?
知り合いにちょっと声を掛けて相談してみるのか?
発注者にとっては後者の方が全然気軽ですよね。
発注先にしてみれば後者の方が断然成約率は高いですよね。
価格帯が低くても同じです。
同じ居酒屋なら知り合いの店の方が居心地がよかったり、
勿論ホームページ制作を検討している方にとっても、
制作会社を検索して、制作会社のホームページをいくつか見た上で
よくわからないなりにもとりあえず電話してみる・・・と言うよりは、
「あ、石川さんってホームページ作る仕事してたからちょっと聞いてみよう。」
と言う方が発注いただける確度は高いです(笑)。
そんな人と人との“繋がり”を作り、自分の事を予め“知って貰う事”こそ一番重要な「ウェブ戦略」だと自分は考えています。
それって必要であり、大袈裟でもないですよね。
じゃあ、どうやってそれを実現するのか?
今は便利なウェブサービスが沢山ありますね。
最初の接点を作るのにはtwitterやfacebook。
人となりを知って貰うにはブログであったりfacebookであったり。
そして自分の提供するサービスを良く知って貰うのがホームページであったり
facebookのファンページであったりするわけです。
そのあたりの話はまた改めて記載したいと思います。
この記事を書いた人
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名古屋のウェブ制作会社数社に10年程度務めた後、株式会社ベクトル設立。
企画・運営・コンサルティング〜WordPressを中心としたシステム開発まで幅広く携わる。
[ 著書 ]
・いちばんやさしいWordPressの教本(共著)
・現場でかならず使われているWordPressデザインのメソッド(共著)
[ 最近のWordPressコミュニティでの活動 ]
WordCamp Tokoy 2023 セッションスピーカー
WordCamp Asia 2023 セッションスピーカー(LT)
WordCamp Niigata 2019 セッションスピーカー
WordCamp Haneda 2019 セッションスピーカー
WordCamp Osaka 2018 セッションスピーカー
WordCamp Kyoto 2017 セッションスピーカー
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