株式会社ベクトルも早いもので創立一周年を迎え、更にありがたい事におかげさまでなんとか軌道にも乗ってきました。
このブログを読んでいる方の中には独立を検討されている方もいると思いますので、そういった方の参考になればと思います。
転職と独立
初対面の方などと 名刺交換した際に
「実は昨年独立して・・・」という話をすると、
「なんで独立したの？」と、よく質問されるのですが、実はちょっと返答に困ります。
なぜかと言うと自分の場合、「転職」があった上でその後「独立」という経緯に至っています。
「転職」した時の理由があって、それを実現する為に「独立」に至っているので、「転職した理由」と「独立した理由」は当然違うし、違うのだけれども、その二つは完全に繋がっているので、片方だけ話すと真意が伝わらないし、全部話すと長くなりすぎる・・・。
という事を常々思っていたので、まずはこの場を借りて、「なぜ転職したのか？」を書いておきます。
何故ウェブ屋さんになったのか？
遡る事はや１０年・・・。
え！？
もうそんなに経ちましたか・・・。
時が過ぎるのは早いものですな・・・。
それはさておき、もともと自分は工学系の学校を卒業して、最初は車の試作部品を作ったり、その製品検査をしてました。
でも、その仕事は別に自分でなくても出来るわけで、納品先の相手も固定。
いい仕事をしても評価されない。
しかもルーチンワークも多いのでスキルアップにもあまりならず、もしその会社が何かあった時にはその時点で転職先もなく人生終わるというリスクもありました。
そんな状況で転職について真剣に考え始めていた時に、平日の夜や週末に通えるクリエイティブ系の専門学校の広告と出会いました。
自分はインターネットが普及し始めた頃から趣味でホームページやチラシは作ってて、そういう職業に興味はあったのですが、広告系の仕事は美大や芸大、あるいはそういう系統の専門学校を出てないと無理だと思ってました。
そりゃそうです。実務経験なし、学歴も全然分野違いの26歳なんて普通採用しません。
でもこの専門学校通ったらシャレ程度かもしれないけど「肩書き」がつくかなと思いました。
PCやデザイン関連は昔から得意だったので頑張ればそうそう負けない。
あとは「肩書き」さえ加われば何とかなるんじゃないかなと。
それに工場でルーチンワークを何年も重ねてた自分にとってウェブ制作ってすごく魅力的に映りました。
なぜかと言うと、ウェブ制作を依頼するって事は、その人は困ってるわけです。
その要望をヒアリングして、自分の力で形にして、喜んで貰える。
それってすばらしい事だと思うんですよね。
「他人を幸せにする事がすばらしい」
なんてキレイ事ではないんです。
自分は目立ちたがりで、認めてもらいたいと言う想いが強いので
「さすが石川さん！いい仕事するね！ありがとう！」
「こんなの出来るんだ、凄いね！」
と自分が言われたいんです。
そうやって人に認められるって事は、自分が存在してる意味があるのかなって思えるわけです。
それと、やっぱり自分が得意だと思う土俵でどれほどの人間か見てみたかったんですよね。
そんな考えで思い切って飛んでみました。
その後
一筋縄にはいきませんでしたけど、結果的には制作会社に入る事に成功しました。
会社を辞める前は「会社辞めるなんてとんでもない！」って感覚でしたけど、やれば出来るという大きな自信にもなりました。
そんな経緯もあるので、ウェブ制作っていう仕事に対する愛情や、それで給料が貰える有難さっていうのは他の制作会社の人よりは強く持っていると思います。
そして制作会社で働くうちに「独立」という考えが出てくるのですが、それはまた次回に・・・。
【創立一周年コラム】第２回 独立への経緯 -転職２-
前回はこちら →【創立一周年コラム】第１回 独立への経緯 -転職- アルバイトでWeb業界へ -大手ポータルサイト運営- 工場の会社を辞めてからは映像制作とウェブ関連の仕事を探したんですけど、制作業務をメインでしている会 […]
この記事を書いた人
- 代表取締役
-
名古屋のウェブ制作会社数社に10年程度務めた後、株式会社ベクトル設立。
企画・運営・コンサルティング〜WordPressを中心としたシステム開発まで幅広く携わる。
[ 著書 ]
・いちばんやさしいWordPressの教本（共著）
・現場でかならず使われているWordPressデザインのメソッド（共著）
[ 最近のWordPressコミュニティでの活動 ]
WordCamp Tokoy 2023 セッションスピーカー
WordCamp Asia 2023 セッションスピーカー（LT）
WordCamp Niigata 2019 セッションスピーカー
WordCamp Haneda 2019 セッションスピーカー
WordCamp Osaka 2018 セッションスピーカー
WordCamp Kyoto 2017 セッションスピーカー
他
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