この記事は「WordPress Theme Lightning Advent Calendar 2018」の12月5日の記事になります。
さて、今年も残すところあとわずかとなりましたので、今年にリリースしたものや改善したポイントなど振り返ってみたいと思います。
新規リリース
Lightning Skin Fort
よりビジネスサイト向けに調整したデザインスキン「Fort」をリリースしました。Origin(標準デザイン)よりかっちりした感じで、ヘッダーにはBizVektorのようなお問い合わせ情報を配置するなどしています。ベクトルでも実案件でいくつか導入しているイチオシのデザインスキンです。
Lightning Fort デモサイト Lightning Fort の詳細はこちらLightning Skin Pale
Fortはガチガチな感じなので、逆に親しみやすい印象のデザインスキン Pale(ペール)。デモサイトのデータ一式が付属するのもポイント。
Lightning Pale デモサイト Lightning Pale の詳細はこちらLightning Pro
Pro版販売に至った経緯は「Lightning Pro 及び有料プラグイン構成変更における注意点と事前テストのお願い」に書いてあるのでそちらを参照いただくとして、今までスキンに入っていた機能をLightning Proに移動したので、実際に機能アップデートの手間が減ってその分改善に時間を回せるようになったのはよかったと思います。
Lightning Pro の詳細はこちらLightning Original Brand Unit
管理画面に表示される「Lighnting」などの表記を独自の名称に変更できたりするプラグインです。
BizVektorにはあったのにLightningはリリース3年半経ってからようやく販売。かなり機会損失だったなとは思っています…。
Lightning Original Brand Unit の詳細はこちらVK Blocks
Lightningの構成変更や自社のマーケットサイト「VWS」の構築で時間をとられてかなり出遅れましたが、とりあえずGutenberg用のブロックプラグインを公式ディレクトリに登録しました。
とは言え、VK Blocksの機能はExUnitにも入っているので、ExUnitを使っている方は特に新規にインストールする必要はありません。
今はまだ使えるブロックが少ないですが、順次追加していきますのでお楽しみに。
BillVektor Reciept
見積書・請求書を発行・管理するための無料WordPressテーマ BillVektor で領収書や納品書が発行できるようになるプラグインです。
通常のテーマと違って極めてユーザーが絞られるので、Lightningと比べて全然ユーザーが少なく、有料プラグインをリリースしてもほとんど売れないだろうと思ってましたが、はい、予想通り今まで 7個しか売れてません!
BillVektor Receiptの詳細はこちら販売を自社サイトVWSに移行
今までずっとDLmarketを利用していましたが、以下の理由で自社サイトで販売する事にしました。
Lightning Pro のライセンス管理
Lightning Pro はダウンロード期限が購入から1年になるので、そのアップデートのアクティベーション処理をするために自社サーバーでの運用が必要でした。
販売サイトの手数料節約
DLmarketでは今まで20%の手数料を持っていかれていたのですが、自社サイトでの販売に切り替えたので、カードやPayPalの手数料は発生しますが、手元に残るお金が増えました。
無料テーマの無料サポートに疲弊した
BizVektor時代からフォーラムを用意していましたが、無料でテーマ配布して無料でフォーラムの回答もしてるとかなり辛いです…。
無料ユーザーがそのユーザーにしか必要とされないようなカスタマイズに関する質問をして、それに答えている事によって、みんなが恩恵を受けられるはずの機能追加・改善の機会が損なわれるのは不毛でした。
そして無料版ユーザーに「不具合だ」とディスられるとやる気をごっそり持っていかれます…。
そんな経緯もあり、フォーラムへの質問の書き込みを有料版ユーザーに限定したかった意図があります。
現在旧フォーラムはほとんど見てません。VWSのフォーラムに書き込まれた有料版ユーザーの質問にのみ回答させていただいています。
テーマの機能以外の価値の提供
ライセンスを自社で管理する事で、有料のユーザー様限定のセミナー開催など、テーマやプラグインの機能以外の付加価値をつけていきたいという意図もありました。
2019年はPro版ユーザー限定のオンライン質問回など定期的に開催していく予定です。
アフィリエイト機能の導入
今まではDLmarketのアフィリエイトシステムを利用していましたが、VWSに移行するに伴ってプラグインなどを利用してVWSでもアフィリエイトができる導入しました。
ぜひみなさん、心優しい記事でLightning Proなどを紹介して紹介料をGETしてください!
アフィリエイトについてコンテンツデータの取扱開始
Gutenberg及びその追加ブロック、サードパーティーのビジュアルエディタなど、ページ作成の機能とかはどんどん増えて凄い進化を遂げています。
でもね、思うんです。
機能があっても
- 操作方法がわからない
- デザインできない
- 何を掲載したらいいのかわからない
という問題があって、結局結果の出るサイトが作れない。
どちらかというとエンドユーザーにとっては中身というか手早く結果を出す事の方が大事だと思うのです。
そういった事を踏まえて「中身」のテンプレートを充実させていこうと思ってます。そしてそういったデータを作成する人と一緒にLightning経済圏を作る動きを開始しました。
その他のLightning 変更
Lightningもリリースから3年以上経って、いろいろウェブの事情も変わってきましたが、今後も使い続けられるように改修していくために構成変更を行いました。
スキンシステムの変更
LighntingのスキンシステムはBizVektorに比べて複雑になっていて、ユーザーが独自のスキンを作りにくかったので、もう少し単純明快になるように構成変更しました。
デザインスキンシステムの詳細はこちらWooCommerceへの調整
VWSのテーマはLightningですが、WooCommerceで表示して問題ないように調整を行いましたので、VWSのような独自の機能のない通常のショッピングサイトならLightningでも簡単にできるようになりました。
その他いろいろ
機能的な部分の追加や改善はものすごく多くてキリがないので…
Lightning Advent Calendar にご参加ください!
Lightningの良い所、悪いところ、制作事例をブログで紹介してアフィリエイトリンクを記事に貼っちゃってください!
Lightning Advent Calender 2018この記事を書いた人
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名古屋のウェブ制作会社数社に10年程度務めた後、株式会社ベクトル設立。
企画・運営・コンサルティング〜WordPressを中心としたシステム開発まで幅広く携わる。
[ 著書 ]
・いちばんやさしいWordPressの教本(共著)
・現場でかならず使われているWordPressデザインのメソッド(共著)
[ 最近のWordPressコミュニティでの活動 ]
WordCamp Tokoy 2023 セッションスピーカー
WordCamp Asia 2023 セッションスピーカー(LT)
WordCamp Niigata 2019 セッションスピーカー
WordCamp Haneda 2019 セッションスピーカー
WordCamp Osaka 2018 セッションスピーカー
WordCamp Kyoto 2017 セッションスピーカー
他
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WordPress テーマ X-T9 は、WordPress 5.9 から実装されたフルサイト編集機能に対応した「ブロックテーマ」と呼ばれる新しい形式のテーマです。
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ABテストを
自由に作成できる VK AB Testing
VK AB Testing は、ABテストを実施するための WordPress 用プラグインです。ブロックエディターでテストパターンを自由に作成でき、ランダム表示とクリック計測が可能です。Webサイトや広告などの施策の改善にぜひご活用ください。