アイキャッチ画像をWordPressとVK Blocksのブロックで作ってみた


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この記事は「Vektor WordPress Solution Advent Calendar 2024」の12月2日の記事になります。
WordPressとVK Blocksのブロックを使ってちょっと変わったものを作ってみたい方へ向けて書いています。

こんにちは、スタッフの松田です。
前回は、弊社代表石川栄和さんによる「ベクトル製品リリースタイムラインから見る開発の裏話と進化の歴史」でした。
ベクトル製品の歴史や「知らなかった」裏話までぎゅっとまとまってますので、まだ読んでいない人はぜひ読んでみてください。

本日は、『WordPressでワンストップ作成!アイキャッチ画像をブロックエディタだけで作ってみた』を紹介していきたいと思います。

WordPressはよく触る&デザインソフトを開くのが面倒だった事がきっかけ

仕事柄、WordPressは日常的に使っていますが、アイキャッチ画像を作成するたびにデザインソフトを立ち上げるたびに
「いつも開かないソフトを使うのってちょっと面倒だな…」
なんて思ってました。
画像の上に文字を置きたいくらいで、デザイン性のあるフォントを使うつもりも、とても細かくイラストを配置したいわけでもないのにソフトを使うのは大袈裟なように感じつつも作ってました。

「VK パターンライブラリ」のパターン作っている最中のこと、色々と便利になったブロックを使ってるうちに
「WordPressのブロックエディタを使ってアイキャッチ画像を作ってそれをスクショで撮ればいいのでは…!?」
と閃き、早速こちらのアイキャッチ画像をブロックエディタで作ってみました↓

文字をもう少し大きくすれば良かったと今では思いますが…!

このように、工夫次第でいつも使うWordPressでアイキャッチ画像を作る事が可能です。完成イメージをもとに、ブロックエディタでアイキャッチ画像を作るポイントをご紹介していきます!

完成イメージ

アイキャッチ画像

だけで

作ってみた

こちらもブロックエディタ製!

こちらはWordPress標準ブロックとVK Blocks 無料版の機能だけを使ってブロックエディターでアイキャッチ画像を作ってみました。

大きさはOGP画像を意識し、1200px x 630pxのサイズで作っています。こちらを元にアイキャッチ画像を作成するときのポイントをご紹介します。

用意するもの

アイキャッチの背景となる画像高品質&商用利用フリーな画像はunsplashpixabayなどがあります。
プラグイン「VK Block」Gutenberg(ブロックエディタ)のブロックを拡張するプラグインです。スライダーブロックや吹き出しブロックが簡単に追加できます。また、グループやカバーブロック等にリンクが貼れるような基本ブロックの機能拡張も行えます。

ブロックエディタ×アイキャッチ
画像の作成ポイント7つ

手順の説明が長くなっため、細かな方法はアコーディオンを開いてご覧ください。

1200px × 630px の枠組みをカバーブロックで作成

細かく画像サイズを指定したいときは、OGP画像用に 1200px × 630px の枠組みをカバーブロックで作ることも可能です。

手順

カバーブロックを設置

  • 幅: 全幅
  • 背景色: これから作るアイキャッチが確認しやすいような色(例では黒)
STEP
1

幅を設定

クラシックテーマ(Lightiningなど)の場合

右パネルの「高度な設定」を開き、「追加 CSS クラス」にwp-blocks-cover-frameworkをコピペしてください。

カバーブロックの中にカスタムHTMLブロックを設置し、以下のコードをコピペしてください。

<style>
.wp-blocks-cover-framework .wp-block-cover__inner-container {
    max-width: 1200px !important;
}
</style>

ブロックテーマ(Lightiningなど)の場合

カバーブロックの右パネルのコンテント幅を使用するインナーブロックをONにして、コンテンツに1200pxと入力してください。

STEP
2

カバーブロックを設置して高さを設定

カバーブロックの中にさらにカバーブロックを入れます。
この時のカバーブロックの最小の高さを630pxにします。

STEP
3

これで完成です

フロントエンドで見るとこのように1200px × 630pxになりました。

STEP
4

内側の枠線作成

手順

カバーブロックを設置

「1200px × 630px の枠組みをカバーブロックで作る」で設置した内側のカバーブロックで、パディングやオーバーレイの色、画像の変更を行います。

STEP
1

STEP1のカバーブロックの中にカバーブロックを設置して設定

カバーブロックの設定でオーバーレイの色や枠線を設定します。

STEP
2

これで完成です

フロントエンドで見るとこのように吹き出しになりました。

STEP
3

下向きの吹き出し作成

手順

段落ブロックとVK Blocksの「アイコン」を設置

段落ブロックの設定で背景やテキストの色、また、余白を無くすことで下のアイコンブロックとの間を無くします。

アイコンブロックの設定でも余白をなくし、アイコンのみの設定にして色を合わせます。

STEP
1

段落ブロックとアイコンブロックを選択し「縦積み」を選択

縦積みブロックの設定で位置や二つのブロックの隙間を調整します。

STEP
2

これで完成です

フロントエンドで見るとこのように吹き出しになりました。

STEP
3

VK Blocksで段落ブロックの一部のテキストを小さく(大きく)作る

手順

段落ブロックで文字サイズを変更したい箇所を選択

まずはお好きなテキストを入力してください。
その中からテキスト内で小さく(大きく)したいテキストを選択して「インライン文字サイズ」をクリックください。

STEP
1

インライン文字サイズの設定

S、M、L、XLから選ぶかもしくは「カスタムサイズを設定」から

数値を入力して「適用」をクリックします。

STEP
2

これで完成です

フロントエンドで見るとこのように段落ブロックの一部のテキストを小さくできました。

STEP
3

一文字ずつ四角で囲うデザインを作成

手順

一文字目の段落ブロックをグループで囲う

「一文字ずつ四角で囲う作り方」の一文字目を入力し、段落ブロックをグループで囲います。

シャドウで影をつけ、背景を白にします。

余白をパディングで調整し、角丸を少しだけつけてみました。

STEP
1

STEP1のグループブロックを複製

文字数分複製していきます。

STEP
2

STEP2のグループブロックを横並びにします

STEP2で複製したグループブロックをすべて選択肢し、横並びを選択します。

横並びの設定でテキストの大きさを調整します。

STEP
3

これで完成です

フロントエンドで見るとこのように一文字ずつ四角で囲ったデザインになりました。

STEP
4

VK Blocksの吹き出しブロックでアイコン付きの吹き出し作成

手順

「吹き出し」ブロックを設置

プラスマークをクリックし「吹き出し」ブロックを設置します。

STEP
1

「吹き出し」ブロックの設定

アイコンと画像を設定し、右パネルから位置や吹き出しの色など設定します。

STEP
2

これで完成です

フロントエンドで見るとこのようにVK Blocksの吹き出しブロックでアイコン付きの吹き出しを作成できました。

STEP
3

作成したパーツの位置を調整

これまで作成したパーツを縦積みブロックで調整していきます。

手順

メインとなるテキストを縦積み

メインとなるテキストがあるブロックを全て選択し「縦積み」ブロックをクリックします。

STEP
1

STEP1で作った縦積みと「吹き出し」を縦積み

STEP1で作った縦積みと「吹き出し」を全て選択し「縦積み」ブロックをクリックします。

位置を「中央揃え」にし、右パネルからマージン(VK Blocksの吹き出しブロックとの距離調整)やブロックの間隔(STEP1で作った縦積みと「吹き出し」の縦積みとの距離調整)設定します。

STEP
2

これで完成です

フロントエンドで見るとこのようにVK Blocksの吹き出しブロックでアイコン付きの吹き出しを作成できました。

STEP
3

スクリーンショットを撮るなら

ブロックでできたアイキャッチはスクリーンショットで撮影します。
スクリーンショットは色々な方法がありますが個人的にはGoogle Chromeの拡張機能「AWESOME SCREENSHOT」がおすすめです。

素晴らしい画面の並べ替えとスクリーンショット – Chrome ウェブストア

リモートワークに最適なスクリーンレコーダーとスクリーンキャプチャおよび注釈ツール。

調整がしやすいですし、スクショの範囲のpx数がわかるので便利です。
また、見えている部分だけでなくページ全体のスクショが撮れたり、画面収録までできます。

手順

ブラウザのアイコンから選択範囲をクリック

AWESOME SCREENSHOTを追加した後、ブラウザに表示されるアイコンをクリックし「選択範囲」を選択します。

STEP
1

選択範囲を調整し保存

数値を見ながら選択範囲を調整し「保存」をクリック。

画面が移動しますのでそのまま右上の「Done」をクリック。(ここではテキストや矢印の追加ができます。)

画面が移動しますのでそのまま右の「Download」をクリック。(ここではPDF保存や印刷ができます。)

STEP
2

これで画像をダウンロードできました

STEP
3

こちらからコピペできます

そのままのデザインを使いたい方はこちらからコピペできます。
後から作りやすいように、あえて一番外側の枠組み(黒縁部分)も一緒にコピーできるようにしました。どうぞご利用ください。

アイキャッチ画像

だけで作ってみた

こちらもブロックエディタ製!

使用時のご注意

  • コピペ後に画像を必ず差し替えてください。
  • X-T9やブロックテーマをお使いの方はカスタムHTMLは削除してお使いください。
  • テーマによっては調整が必要な場合もありますのでご了承ください。

まとめ

「WordPressで記事を書いた後、アイキャッチ画像を作るためだけに別のソフトを開くのが面倒」という過去の自分に送るような記事になりました。
誰か1人にでも刺さればと思います…!

今回はWordPressに標準で入っているブロックとVK Blocksの無料ブロックで作ってみましたが、VK Bloxks Proで作るとCSSで調整できるのでさらにアイキャッチ画像が作りやすくなりますよ。

明日は浅川幸宣さんが自分の事業サイトを「X-T9」でリニューアルしたことについての記事を書いてくれます!ぜひご覧になってみてください。

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この記事を書いた人

MatsudaKei
MatsudaKei
WordPressでは主にブロックエディターを活用したデザインのカスタマイズをしています。2024年からは開発も行うようになりました。他にも絵の制作を行っています。
フルサイト編集に対応したブロックテーマ X-T9

フルサイト編集対応ブロックテーマ

WordPress テーマ X-T9 は、WordPress 5.9 から実装されたフルサイト編集機能に対応した「ブロックテーマ」と呼ばれる新しい形式のテーマです。
ヘッダーやフッターなど、今までのテーマではカスタマイズが難しかったエリアもノーコードで簡単・柔軟にカスタマイズする事ができます。

パターンを使って

よりクオリティの高いサイトに

パターンとは、WordPressのブロックを組み合わせて作ったデザインテンプレートのようなもの。プロのデザイナーが制作したパターンを300以上公開中!コピペしながら高品質なサイトを簡単に作れます。

VK AB Testing は、ABテストを実施するための WordPress 用プラグインです。ブロックエディターでテストパターンを自由に作成でき、ランダム表示とクリック計測が可能です。Webサイトや広告などの施策の改善にぜひご活用ください。


このデモサイトは Vektor,Inc. のテーマとプラグインで構築されています。ご購入や詳細情報は下記のリンクもご参考ください。

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