この記事は「Vektor WordPress Solutions Advent Calendar 2022」の12月10日の記事になります。
はじめまして。2022年8月からチームベクトルに参加した大嶋です。
前回は、ベクトルスタッフのトリさんによる「WordPress で画像を1枚アップロードしただけなのに、いろんなサイズで表示できるしくみ」の記事でした。
今回は、工務店デモサイトのディレクションを通して、ディレクションする上で気をつけていることについて紹介します。
工務店デモサイトのご紹介
工務店デモサイトはVKパターンライブラリに掲載されているプレミアムパターンで作成されています。
プレミアムパターンはページ全体やセクション単位で即戦力として使える高品質で実用的なパターンを提供しており、11月に販売が開始されたライセンス製品 「Vektor Passport (ベクトルパスポート)」に含まれています。
このデモサイトは、コンセプトやターゲットを決めるところから、コンテンツを考えデザイン・構築するところまで、一般的なWebサイトと同様の流れで制作されており、私はディレクションを担当しました。
社内プロジェクトなのでクライアントとの橋渡し的な役割はありませんが、進行管理などこれまでのディレクション経験を活かすことができたと思います。
とはいえ、至らないところも多々あり、書き始めると長くなってしまいそうなので別の機会に。
ディレクションで気をつけていること
さて、この記事の主題である私がディレクションで気をつけていることについて、工務店デモサイトの制作を通して特にということを3つ紹介します。
タスクを共有し視覚化する
1つ目は、当たり前のことですが、タスクを共有し視覚化すること。
プロジェクトの各フェーズで必要なタスクはなにか、どれくらい進んでいるのかをメンバー全員が把握しておくことが大切です。
ひとつのプロジェクトだけ動いているという状況は稀だと思うので、メンバーのリソースとタスクの優先順位を考慮した進行管理をすることで、効率よく進めていけると思います。
ディレクションをする上でこのタスクを共有し視覚化することは、適切に分担すること以上に大切だと思うので、常に心掛けています。
コンセプトとターゲットを意識する
2つ目は、コンセプトとターゲットを意識するということです。
プロジェクトを進めていく上で、意見や指摘は必ず出てきますし、それに対しどう取り入れていくかの議論も必ずあります。
コンセプトやターゲットを意識できておらず、当初の目的に沿わない方向へ話が進んでいってしまうことを経験した方も少なからずいるのではないでしょうか。
誰にどういう目的で何を届けるのかということを意識し、指摘や意見がそこにマッチしているのかどうかを確認しつつ進めること、プロジェクト参加者が都度振り返ることができるようしておくこともディレクションをする上で大切だと思います。
認識のすり合わせの徹底
3つ目は認識のすり合わせの徹底です。
ミーティングやテキストコミュニケーションで、同じ言葉でも人によって意味や受け取り方が異なることがあります。
「たぶんこういうことだろうな」という認識がずれていて、手戻りが起きてしまうのは非効率です。
今回の工務店デモサイトでは、VK Block Pro の新機能「カスタムCSS機能」を使用していますが、私自身「カスタムCSS」「ブロックCSS」「追加CSS」「カスタムHTML」が一つの文にでてくるとわかりにくく感じます。
Web系は、異なる意味の似た言葉や似た意味の同じ言葉がたくさんあり、人によってその認識が食い違うこともあるのではないでしょうか。
私自身そういった経験もあるので、「たぶんこういうことだろうな」というとき、自分なりの解釈を伝えることで認識のすり合わせをするよう意識しています。
そこで認識があっていれば良し、あっていなければあうまで話す。
短期的に見れば効率が悪いかもしれませんが、認識がすれ違ったまま進めた後での手戻りが発生するよりは効率的です。
認識のすり合わせは徹底しましょう。
おわりに
今回は、工務店デモサイトのディレクションを通して、ディレクションする上で気をつけていることについて紹介しました。
私は、最優先でコミュニケーションを意識しています。
これから様々なプロジェクトを進めていく中で、フルリモートの特性上すれ違いが起こりやすいコミュニケーションを円滑かつ円満にするためにも、私自身チームにフィットする存在でありたいと思っています。
ディレクションにはベストプラクティスが無くその時々で柔軟な対応が必要です。
今回紹介したことは、ディレクションをする上で当たり前のことかもしれませんが、その当たり前を徹底することが難しい。
ディレクションをするどなたかの参考になれば幸いです。
次回は渡辺リリオ@道南のライターさんが、Lightningへの愛を語ってくださるそうなのでお楽しみに。
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