WordCamp Asia 2024 振り返り

,

  1. Staff Blog
  2. WordPress
  3. WordCamp Asia 2024 振り返り

みなさんこんにちは。石川でございます。さて、2024年 3月6〜9日 、台湾の台北で開催された WordCamp Asia 2024 に参加してきました。

最後の抽選で iPad Pro を引き当てて “Mr. iPad(Pro)” となって帰ってきたわけですが、今年の WordCamp Asia を振り返ってみたいと思います。

今回ベクトルからは僕とちあきさん、そしてオフィシャルのフォトボランティアとしてとりさんが参加しました。

WordCamp Asia とは?

WordPressはユーザーコミュニティーによって世界各地で WordCamp と呼ばれるカンファレンスが開催されています。日本では 2023年に WordCamp Tokyo、2024年2月に WordCamp Kansai がありました。そういった都市規模の通常の WordCamp よりも規模の大きいフラッグシップ WordCamp が存在し、その一つが WordCamp Asia です。他には WordCamp US と WordCamp Europe があります。

結果 : 良くなかった

良くなかった。

何が良くないって僕が良くなかった。

2023年の時はスピーカーでもあったし、mgnさんが出してたスポンサーブースにも一部便乗させていただいていたので、いろいろと準備して挑んで、開催中もやる事が多かったので緊張感がありました。

登壇した事によって、他の参加者からのリアクションもたくさんありました。

2023年の振り返りは特設サイトを作るくらい書きたいことがたくさんあったので、昨年についてはそちらを見てください。

しかし今年はただの参加者。

ただの参加者なのでスピーカーやスポンサー、オーガナイザーが招待されるウェルカムディナーも当然ながら招待無し。

「気楽な一般参加者」と思っていたので、英語についても、単語の勉強は続けていたものの、会話の練習はしていなかった。

それで行ってみたら当然ながら英語が話せない。

聞き取りも成長してると思っていたのに聞き取れない・理解できない。英語に不安があるので話すのは日本人。

スピーカーでもスポンサーでもないので現地で海外の人とコミュニケーションに迫られる場面は少ないのだけれど、それが何と味気ない事か…。

初回に様子見で参加した人ならいざしらず、今の僕の立ち位置において、スピーカー・スポンサー・実行委員、どれでもやらずに参加するべきではなかった。

せっかく旅費をかけて海外に行くんだから、スピーカーなり実行委員なり当日ボランティアなり、得るものが多いカタチで参加しないのは本当に機会損失だった。

100回の参加より1回の登壇

「100回の参加より1回の登壇」とはよく言ったもので、登壇すると強制的にいろいろ準備が必要だし、現地での反応も得られるけれど、逆に言えばそうでないとすごくもったいない。

今回の WordCamp Asia における日本人の登壇者は Automattic の直子さん、Stripe の岡本君、そしてパネルディスカッションで Vektor,Inc. から ちあきさん、と合計わずか3人。

日本国内の WordCamp においては新しい人にもっとスピーカーになって欲しいので古参が毎回出しゃばるのも良くないと思っているのですが… Asia は登壇したかった。けれど今回は特に話すネタが思いつかなかったのです…。

そして蓋を開けてみたら WordCamp “Asia” なのに日本人を含めアジア圏のスピーカーがやはり少ない。僕にとっても言語の壁が高いのでなかなか難しいのですが、アジア圏のみんながんばろう!

僕も来年は必ずスピーカー応募します

アジア圏のスピーカーが少なかったのは運営の選択の都合ではなく、フラッグシップ WordCamp に適した内容の応募自体がアジア圏から少なかった事が理由だと思っています。その大きな理由の一つとして言語の壁があったと思うので、「非英語圏のみんな頑張ろう」という趣旨で書いています。

ちあきさんがパネルディスカッションに登壇

唯一救いだったのはベクトルから ちあきさんが登壇してくれた事。

今回、3月8日は国際女性デーという事で、この日にちなんで「Shaping the Future with WordPress Women」と題して、WordPress コミュニティの女性達がそれぞれの歩みを共有し、キャリアにおける課題などの意見交換をするパネルディスカッションで、そのパネリストの一人として出てくれました!

Shaping the Future with WordPress Women – WordCamp Asia 2024

Join us this International Women’s Day for a special panel dedicated to uplifting women in the tech industry. Three incredible women in the WordPress community will share their personal journeys, d…

実際の様子はこちら!

あー、ちあきさん、普通に英語で話しててすごいわー。

ベクトルにも言及いただきましてありがたい限りです。

ちあき さんはベクトルの希望です (´;ω;`)

覚えていてくれてありがとう

今回の WordCamp Asia で僕は登壇はしてませんが、昨年の登壇で僕の事を覚えてくれていた人や、日本国内の WordCamp などに訪れて顔見知りになった海外の方とたくさん挨拶ができて、それは本当に嬉しかったです。

今まであまり話せていないのに、僕の存在を覚えていてくれて笑顔で接してくれる WordPress コミュニティの人達は本当に素敵。

また、アフターパーティーでも新しく何人かご挨拶出来て楽しい時間を過ごせました。

だからこそ、英語力の無さが本当に勿体なかったので、頑張ろうと思います。

今後 WordCamp Asia に参加しようと思う人へ

英語はわからなくても何とかなる

日本人多いです

今年もかなり沢山の日本人が参加しました。なので、現地でも最悪ぼっちにならずに過ごせます。ただ、それでは国内の WordCamp とかわらないですけど…。観光ついでに WordCamp に参加という感覚で行く分には問題ないと思います。最初はそんな感じで参加の方が楽しいとも思います。

翻訳アプリに全振りするのもあり

お友達の @Toro_Unit さんが翻訳アプリ(Felo翻訳)を入れたタブレットを首からぶら下げていまして…

やられた…。彼はアプリに全振りしてた…。

Google翻訳とかではなくて、会話などに特化した翻訳アプリで、めちゃ便利そうでした。

多人数でのディスカッションとなると翻訳アプリでは弱いからという理由で僕は英語を勉強しているのですが、1 on 1 なら翻訳アプリで全然できるし、相手が最初から「あ、この人は英語わからないんだな」というスタンスで対応してくれるという大きなメリットがあるのでスムーズなのよ。

英語がわからなくてもアプリに任せるのは全然アリだと思います。

GoDaddy はステキな会社

結局コントリビューターデイ、1日目、2日目と通して英語力の無さを痛感して、最後にマットにいろいろ質問するコーナーでも会場の笑いのポイントすら把握出来ないという…なんと惨めな事よ。

そんな状態で最後スポンサーの挨拶など聞いていたのですが…

「Hidekazu Ishikawa!」

ん?

あ…れ…?

なんか…今呼ばれた?

これなんだっけ?なんかの抽選?

そう言えば…

GoDaddy のスポンサーブースで紙を手渡されて、QRコードにアクセスして名前とメールアドレス入力しました。

普段面倒なのでそういうの入力しないのですが、スタッフの人がいたし、分からない雰囲気を醸し出すとまた英語で話しかけられて英語力皆無 + コミュ障のダブルコンボで死ぬと思ってとりあえず入力しただけだったのですが….

iPad Pro が当たる抽選の応募だったの(@w@?

で…

は?

iPad Pro 当たったの?マジで?

そしてこれ、ただの iPad ではなくて、iPad Pro と Magic Keyboard と Apple Pencil のセットで総額20万近いのよ(驚愕

何と言う資本力…(=w=;

1回の登壇より1回の iPad Pro だわ。

ありがとう! GoDaddy Pro!!

こんな高価なものをいただいてしまったので、スポンサー目線的にはやはり宣伝効果があった方が良いと思うので、みなさん GoDaddy Pro ぜひチェックしてください!
※たぶんウチみたいな零細じゃないからそんなケチな事はかけらも思ってない…

今回の WordCamp Asia も最高でした!

日本のみんなに

特に誰と言うわけではなく日本のWordPressコミュニティの全員に現地で沢山お世話にりました!基本ビビリでコミュ障な僕が海外でも楽しく過ごせるのはみなさんのおかげです!今回もありがとうございました!

今後とも何卒よろしくお願いいたします!

オーガナイザーに感謝

国内の WordCamp でも大変なのにフラッグシップ WordCamp の準備はめちゃめちゃ大変だったと思います。そのハードな作業をボランティアでこなしてこんなに素晴らしい WordCamp を開催してくれるのは本当にありがたいです。

オーガナイザーのみなさんありがとうございました!

WordCamo Asia 2024 Organizing Team

振り返りYouTube配信

2024年3月18日(月)20:00 〜 振り返りの雑談のLive配信をYouTubeで行います。

来年はフィリピン

来年はフィリピンのマニラで開催が決定しています。今から楽しみ。

公式サイトで運営ボランティアが募集中です。結構大変ですが、非常にやり甲斐があって世界中に友達ができるのでおすすめです。興味のある方はぜひ!

WordCamp Asia 2025 | The Premier Open Source Web Summit of Asia

The ultimate gathering for WordPress enthusiasts in Asia, held at the Philippine International Convention Center from February 20 to 22, 2025.

おまけ

3月6日

3.7 Condributer day

3.8 Day1

3.9 Day2

3.10 観光

この記事を書いた人

石川栄和代表取締役
名古屋のウェブ制作会社数社に10年程度務めた後、株式会社ベクトル設立。
企画・運営・コンサルティング〜WordPressを中心としたシステム開発まで幅広く携わる。
[ 著書 ]
・いちばんやさしいWordPressの教本(共著)
・現場でかならず使われているWordPressデザインのメソッド(共著)
[ 最近のWordPressコミュニティでの活動 ]
WordCamp Tokoy 2023 セッションスピーカー
WordCamp Asia 2023 セッションスピーカー(LT)
WordCamp Niigata 2019 セッションスピーカー
WordCamp Haneda 2019 セッションスピーカー
WordCamp Osaka 2018 セッションスピーカー
WordCamp Kyoto 2017 セッションスピーカー
フルサイト編集に対応したブロックテーマ X-T9

フルサイト編集対応ブロックテーマ

WordPress テーマ X-T9 は、WordPress 5.9 から実装されたフルサイト編集機能に対応した「ブロックテーマ」と呼ばれる新しい形式のテーマです。
ヘッダーやフッターなど、今までのテーマではカスタマイズが難しかったエリアもノーコードで簡単・柔軟にカスタマイズする事ができます。

パターンを使って

よりクオリティの高いサイトに

パターンとは、WordPressのブロックを組み合わせて作ったデザインテンプレートのようなもの。プロのデザイナーが制作したパターンを300以上公開中!コピペしながら高品質なサイトを簡単に作れます。

VK AB Testing は、ABテストを実施するための WordPress 用プラグインです。ブロックエディターでテストパターンを自由に作成でき、ランダム表示とクリック計測が可能です。Webサイトや広告などの施策の改善にぜひご活用ください。


このデモサイトは Vektor,Inc. のテーマとプラグインで構築されています。ご購入や詳細情報は下記のリンクもご参考ください。

PAGE TOP