はい、みなさんこんにちは。いしかわでございます。
今年もアドベントカレンダーの季節がやって来てしまいました。一般の皆様のご登録お待ちしておりますので詳細は下記をご確認ください。
この記事は「Vektor WordPress Solution Advent Calendar 2022」の12月1日の記事になります。
さて本題です。
メインの製品が「Vektor Passport」になります
フルサイト編集の実用性が上がってきた
今まで Lightning Pro や Lightning G3 Pro Pack が ベクトルの主力製品だったのですが、最近のWordPressはサイト全体を編集可能にする「フルサイト編集」の機能が徐々に強化されています。
フルサイト編集は文字通りヘッダーやフッターなど、今まで php で書かなければ難しかった部分も管理画面から編集できる(簡単にとは言えない)事が特徴で、小規模なサイトであれば実用可能なレベルになって来ました。
※フルサイト編集はまだまだ足りないブロックがいろいろ多かったりブロックエディタの仕様変更が多いので受託案件での利用は自分でプログラムが書ける人以外はお勧めしません。ブロックテーマを実務に使うなら WordPress 6.2 がリリースされた後くらいが丁度よいのではないかなと思います。
フルサイト編集に対応した “ブロックテーマ” はヘッダーやフッターもブロックを組み合わせたブロックパターンで選ぶようになるので、そういった世の中になっていくと、Lightning はテーマを変更しやすいようにブロックや各種機能は別プラグインで実装している事も相まって、
あれ?
テーマ Lightning じゃなくてもよくね?
という状況になっていって、その結果頑張って開発した Lightning G3 Pro Unit が売れなくなるという極めて残念な状態になります。
ブロックパターンが重要になってくる
今後、ブロックパターンの重要性が高まる事は明白なので、ベクトルでもブロックパターンをコピペで簡単に使えるように「VK Pattern Library」を公開して、即戦力で使えるブロックパターンを鋭意量産中です。
VK Pattern Library は普通に利用頻度の高いレイアウトやデザインのパターンだけではありません。
現場ではページの作成(実装)以上に掲載文章を用意するのに時間がかかるので、そういった工程の時間短縮ができるように、実際のウェブサイトを想定して文章を考えています。
即戦力でそのまま使えたり、構成や文章を考える参考にもなるパターンを引き続き展開していきます。
実用性の高いコンテンツも含めたパターンを追加しつつ、フルサイト編集のブロックテーマ用のヘッダーやフッターなど、サイトの “ガワ” のパターンも2023年は順次追加していく予定です。
ブロックテーマの開発
パターンが重要になってくるとは言っても、何だかんだ言って結局テーマも重要なのは変わらないと感じました。
ベクトルでは 今年2月に 試験的に作成したブロックテーマ X-T9 を公開しましたが、その後なかなか追加開発の時間がとれず7月〜8月にいろいろ改修して実用レベルが近づいたかと思いきや、WordPress 6.1 の影響でまた改修が必要になり、現在鋭意アップデート中です。
今月中には一段落してデモサイトなどご案内できると思いますのでお楽しみに。
Lightning G3 Pro Unit がメインじゃなくなった
以上のような流れで、今まで Lightning G3 Pro Pack として、販売していたのが、Lightning G3 Pro Unit よりもパターンがメインになってくるので、”Lightning G3 Pro Pack” として販売し続けるのは如何なものかという事で…
“Vektor Passport” という名称で新たに販売する事になりました!
皆様今後ともよろしくお願いいたします!
…。
ただの宣伝投稿ですみません。いや…おそらく世間にまだまだ知られていないと思いましたので。
明日はベクトルのデザイナーのうなこさんが何か書いてくれるはずです!
一般のユーザーの皆様も参加お待ちしています!
この記事を書いた人
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名古屋のウェブ制作会社数社に10年程度務めた後、株式会社ベクトル設立。
企画・運営・コンサルティング〜WordPressを中心としたシステム開発まで幅広く携わる。
[ 著書 ]
・いちばんやさしいWordPressの教本(共著)
・現場でかならず使われているWordPressデザインのメソッド(共著)
[ 最近のWordPressコミュニティでの活動 ]
WordCamp Tokoy 2023 セッションスピーカー
WordCamp Asia 2023 セッションスピーカー(LT)
WordCamp Niigata 2019 セッションスピーカー
WordCamp Haneda 2019 セッションスピーカー
WordCamp Osaka 2018 セッションスピーカー
WordCamp Kyoto 2017 セッションスピーカー
他
最近の投稿
- WordPress2024年12月1日ベクトル製品リリースタイムラインから見る開発の裏話と進化の歴史
- WordPress2024年10月30日ブロックテーマで編集権限のユーザーでもメニューを編集できるようにする
- WordPress2024年4月9日WordPress 6.5 で導入された新しい翻訳システムへの対応方法
- WordPress2024年3月16日WordCamp Asia 2024 振り返り
フルサイト編集対応ブロックテーマ
WordPress テーマ X-T9 は、WordPress 5.9 から実装されたフルサイト編集機能に対応した「ブロックテーマ」と呼ばれる新しい形式のテーマです。
ヘッダーやフッターなど、今までのテーマではカスタマイズが難しかったエリアもノーコードで簡単・柔軟にカスタマイズする事ができます。
パターンを使って
よりクオリティの高いサイトに
パターンとは、WordPressのブロックを組み合わせて作ったデザインテンプレートのようなもの。プロのデザイナーが制作したパターンを300以上公開中!コピペしながら高品質なサイトを簡単に作れます。
ブロックエディターで
ABテストを
自由に作成できる VK AB Testing
VK AB Testing は、ABテストを実施するための WordPress 用プラグインです。ブロックエディターでテストパターンを自由に作成でき、ランダム表示とクリック計測が可能です。Webサイトや広告などの施策の改善にぜひご活用ください。