WordCamp Tokyo 2023 振り返り : ベクトルスポンサーブース・ノベリティーの舞台裏


  1. Staff Blog
  2. イベントレポート
  3. WordCamp Tokyo 2023 振り返り : ベクトルスポンサーブース・ノベリティーの舞台裏

みなさんこんにちは。いしかわでございます。2023年10月21日(土)に開催された WordCamp Tokyo について、ベクトルのスポンサーブースとノベリティについて裏話など交えて本音で振り返りをしておきます。弊社忘備録と共に今後スポンサー出展される方の参考になれば!

今回もブロンズ

過去国内の WordCamp は結構な高確率でスポンサーを出させていただいています。

スポンサーにもランクがあって、一番上のランクはベクトルでは無理な金額なので、選択肢はシルバーかブロンズにするかの検討になりますが、弊社の場合は「WordPressを応援したい!」という純粋な優良企業ではなく、やはり売上あってのゲスい営利企業なので、スポンサーランクの選考基準は費用対効果になります。

  • 今回は例年に比べて会場規模が小さいので来場者数が控えめ
  • 定員数が少ない => WordPressにある程度詳しい人が多い => ベクトルを既に知ってる => 新規購入に繋がる率は高くないかな…

と思いまして、WordCamp Tokyo 2023 の前に WordCamp Malaysia 2023 があったため、東京はブロンズにして、その分マレーシアのブロンズにも出してみようという流れでした。

ノベリティ選考

ノベリティの選考については

  • 実用性が高くて長く使って貰えそうなもの
  • 一般配布用は単価200円以下が望ましい(最大300円以下
  • 会場には宅配便で送るにしても、余り個数によっては手で持ち帰ったり、海外にスーツケースで持ち込んだりしやすいように軽くてコンパクトなもの
  • SNSやブログにアップされた時に映えるもの

という基準で、毎月のオンライン勉強会後の懇親会で一般ユーザーの方と「どれがいいかなー」とわいわい検討して、社内でも改めてあーだこーだ話し合って決めました。

本当は WordCamp Asia 2024 でのスポンサーでのブース出展を想定していて、海外の人向けに『日本的なもの』として『扇子』にして、それを先に東京に持っていく方向だったのですが、WordCamp Asia 2024 の一番安いスポンサープランが現状のベクトルの売上状況で捻出するのが困難かつ費用対効果も厳しいという事で断念。

となると、暑くない秋の東京で扇子を貰っても…ねぇ…という事で…

こちらになりました!

ベクトルロゴ入り カトラリー

ベクトル カトラリー!

よくない!?よくない!?

  • 柄の部分が外れて箸に付け替える事ができる!
  • キャンプなどアウトドアに持って行っても映えるデザインとカラー!
  • 会社や学校に持っていくお弁当や旅行のお供にも!

うんうん、いや、事前にみんなで「絶対これ欲しいよねー!」と好評だったので自信はあったのですが、会場でも大好評で来場の人からは、

「え?これ無料のノベリティなの?」
「お金払いますのでもうひとつ欲しいです!」
「今回の WordCamp のノベリティで一番よかった!」

などなど、みなさんに喜んでいただいてとてもよかったです。

気になるお値段ですが、今回200個で発注して1個あたりの単価が約300円でした。

僕の感覚(ベクトルの売上規模)では無料で配るノベリティとして300円は高いと思いつつも、やはり安くてもすぐに捨てられたり印象に残らなければそれこそ経費の無駄。先に記載したような条件を満たそうとすると仕方ないかなと。

それと、このクオリティのロゴ入りアイテムが300円で作れるなら全然安いと思ったし、好評だったので嬉しいです。

ただ、200個持ち込んで最終的に配ったのが120個程度。来場者数に対して配布した数としてはかなり多い部類だとは思うのですが、せっかくなのでもっと持って行って欲しかったなとも思います。

余りは WordPress Meetup や次回の WordCamp Kansai に持っていきつつ、関西でも喜ばれるノベリティを選んでますのでお楽しみに!

低いスポンサーランクにしてノベリティに予算を回すのはありかも

今回、自分の感覚より高めの単価のノベリティにできたのは、無理してシルバースポンサーにしなかったからというのも大きいです。多分シルバースポンサーで出してたら、予算の都合で先述の条件をクリアできるようなノベリティは無理だったと思います。

主催側の視点ではスポンサー収入が少なくなるので困るのかなと考えられますが、来場者満足度が上がってイベントとしては盛り上がるので別にそれはそれで良い事ではないかなと思いますが…実際どう思われているかは不明…。

有料製品利用者向け限定ノベリティ

一般配布ノベリティとは別に、ベクトル有料製品をご利用の方には特別に感謝還元したいという事で有料ユーザー向けノベリティも別で用意しました。

厚手のレッスントートバッグ。

めっちゃデザイン良くないですか?

  • イベントなどで一般的に配布されるチラシなどを入れるためのバッグと違って厚みがあってしっかりしてる
  • 普段使いしたくなるかわいらしくておしゃれな色とデザイン

うんうん、いや、我ながらナイスアイテム。

ただ、「ベクトルだから赤っしょ!」と思って赤一択にしましたが、今思うと女性には良いですが男性としては色の都合上ちょっと使いにくいかもしれないですね…。

そして子供がピアノや塾などの教室行ったりする時は使うかもしれないけど、大人になると使う場面が…買い物のマイバッグ…にしては口閉めれないしなぁ…。あれ…?もしかして微妙だった?

でもデザインはすごくいいと思うんだけどな…。ノベリティ選考は難しいですね。

さて、気になるお値段ですが、こちら50個発注で1個あたりの単価 770円でした。元の製品価格がカトラリーより高いのに加えて発注ロット数が少ないので、結構割高。

また、失敗したなと思ったのは、カトラリーのクオリティが良すぎて「カトラリーが有料ユーザー向けかと思った」という事をよく言われました。そういう意味ではこんなに単価高い物にしなくてもよかったのかなと思いつつ、貰って嫌なものではないと思うので今回は良しとしましょう。

こちらは有料ユーザーやスタッフに配布した分を除いた残りが25個くらいなので、これも WordCamp Kansai で今回東京に来れなかった有料ライセンスユーザー向けに持っていこうと思います。

ベクトルわぷーステッカー

ステッカーがあると一般来場者の心理としてもブースに近づきやすいよねって事でベクトルのわぷーステッカーも用意しました。

実際製品に興味あったとしても、いきなりブースを覗きに行くのは、僕みたいなコミュ障の感覚だとハードルが高いのです。だから、どう見ても一般配布用だろうと思えるアイテムがあった方がブースに近づきやすくて、『ステッカーを貰いに来たフリをして何をやってるサービスなのかチラ見する』みたいな…

え?意味がわからない?

いや、ほら、うかつに近づいて延々売り込まれたりしたら嫌じゃないですか。でもステッカーさえあれば、無駄に売り込まれないように「あ…あなたのサービスには興味ないけどわぷーステッカーが欲しいだけなんだからね!」というオーラを出しつつ近づいて、サービスについてチラ見する事ができるのです。だから手に取りやすいステッカーは重要だと思うわけです。

え?また意味がわからない?

そうですか…あなたは陽キャな人生を歩んできたのですね…。私のような陰キャも世の中にはいる事を覚えておいてください。

とりあえずスタンダードなベクトルわぷーに加えて、特別ベクトルらしい特徴も思いつかないという事で近年の僕の趣味のSUPに乗ったわぷーをデザイナーの久納さんが作ってくれました。

テーブルクロス&ロールアップバナー

今までずっとテーブルにチラシやポスターを貼るだけという雑な設営でしたが、今回(正確には WordCamp Malaysia 2023 )からついにテーブルクロスとロールアップバナーを導入しました!

苦節10年、ようやくスポンサーブースらしくなりました(笑)

こちらは両方とも香港で発注・制作して、ダイヤさんが香港からわざわざ手で持って来てくれたのでめちゃめちゃお安かったのですが、日本国内で発注するとロールアップバナー(60cm幅)は概ね18,000円くらいのようです。

ダイヤ氏にはいつもお世話になり誠に感謝です ( ̄人 ̄)

やっぱりロゴは重要

自分目線でかなり贔屓入ってしまっているとはおもいますが…ロゴデザイン良くないですか?

2020年にロゴを刷新した時、スタッフ用アパレルやノベリティで映えるように「アパレルブランド感」をかなり重視して時間をかけてリニューアルしました。しかしコロナで大きなイベントはなく、内輪でSUZURIでグッズ作るくらいでしか活躍出来てなかったのですが、今回ようやく真価を発揮できたかなと嬉しく思ってます。

チラシについて

本当は一番重要なチラシ、最近はエコ重視で海外ではQRコード読み込んでもらうとかの流れになってるみたいですが…そうは言うてもそんなん見てもらえないじゃん…。って事でエコじゃないかもしれませんがチラシは普通に作りましたよ!

ノベリティの質は宣伝効果と直結しますので是非見て行ってください (´;ω;`)

反省点

ノベリティに全振りして考えてしまっていて、WordCamp Asia 2023 の時のように『いかに来場者とコミュニケーションをとるか?』という事が抜けてしまっていました。オレインさん&キタジマさんの hook wp_ さんが、「お手本のページと同じものを制限時間内にブロックエディタで再現してもらう」という企画をしていて、そういうユーザー参加型の企画が必要だったなと反省しつつ、次回は前向きに検討したいと思います。

参加者の方へ

ベクトルのブースはブロンズだったので比較的人の通りが少ない場所にありました。ちょっとわかりにくかった事もあって、気づかずにノベリティ貰えなかったー!とかいう人もいたのではないかと思います。また、先述の hook wp_ さんみたいにせっかく面白い企画があったのに、残念ながらあまり目立たず参加者も少なかったようです。

スポンサーブースも良さげなノベリティや企画があったりするので、せっかく現地の WordCamp に来たらスポンサーブースも見逃す事なくチェックしてくださいね!

それではまた次回 WordCamp Kansai 2024 でお会いしましょう!

この記事を書いた人

石川栄和代表取締役
名古屋のウェブ制作会社数社に10年程度務めた後、株式会社ベクトル設立。
企画・運営・コンサルティング〜WordPressを中心としたシステム開発まで幅広く携わる。
[ 著書 ]
・いちばんやさしいWordPressの教本(共著)
・現場でかならず使われているWordPressデザインのメソッド(共著)
[ 最近のWordPressコミュニティでの活動 ]
WordCamp Tokoy 2023 セッションスピーカー
WordCamp Asia 2023 セッションスピーカー(LT)
WordCamp Niigata 2019 セッションスピーカー
WordCamp Haneda 2019 セッションスピーカー
WordCamp Osaka 2018 セッションスピーカー
WordCamp Kyoto 2017 セッションスピーカー
フルサイト編集に対応したブロックテーマ X-T9

フルサイト編集対応ブロックテーマ

WordPress テーマ X-T9 は、WordPress 5.9 から実装されたフルサイト編集機能に対応した「ブロックテーマ」と呼ばれる新しい形式のテーマです。
ヘッダーやフッターなど、今までのテーマではカスタマイズが難しかったエリアもノーコードで簡単・柔軟にカスタマイズする事ができます。

パターンを使って

よりクオリティの高いサイトに

パターンとは、WordPressのブロックを組み合わせて作ったデザインテンプレートのようなもの。プロのデザイナーが制作したパターンを300以上公開中!コピペしながら高品質なサイトを簡単に作れます。

VK AB Testing は、ABテストを実施するための WordPress 用プラグインです。ブロックエディターでテストパターンを自由に作成でき、ランダム表示とクリック計測が可能です。Webサイトや広告などの施策の改善にぜひご活用ください。


このデモサイトは Vektor,Inc. のテーマとプラグインで構築されています。ご購入や詳細情報は下記のリンクもご参考ください。

PAGE TOP