まず、今回 はじめて Vektor,Inc. 単独で出展したわけですが、”単独で” というのは、2023年の WordCamp Asia で大串さん率いる株式会社mgnさんがスポンサーブースを出した時に便乗させていただいたからです。

スポンサーブースについて | Look Back WordCamp Asia 2023

今回、株式会社mgn さんが出したスポンサーブースに便乗させていただく形で宣伝させていただきました。ブース自体が大盛況だったので、その事についていくつか知見をシェアさせていただきます。

ここまで本当に長い道のりでした。

2012年に日本のビジネス向けスマホ対応汎用 WordPress テーマ「BizVektor」をリリースして日本市場で大ヒットさせた頃、それよりも以前から WordPress を扱ってサービス展開をしていた DigitalCube Co. Ltd. の小賀社長から海外展開を勧められました。

DigitalCube Co. Ltd. さんは2015年頃から WordCamp US や Eroupe に自社のサービス「AMIMOTO」や「Shifter」のスポンサーブースを出展して海外に挑戦していたので、僕は2019年に初めて WordCamp Europe を視察してきました。

そして翌年、アジアで初開催される WordCamp Asia 2020 において、 mgnさんのブースに便乗してPRさせていただく予定でしたが、残念ながら開催1週間前にコロナで延期が決定。

そしてようやくコロナが落ち着いて開催された WordCamp Asia 2023 にて、
日本の株式会社mgnさんが「Theme Park」としてブースを出すという事で、便乗でベクトルのプラグイン VK Filter Search も宣伝させていただき、僕はスピーカーとしても登壇できたので、リアルな世界での海外進出を果たせました。

翌年の WordCamp Asia 2024 には、Vektor,Inc. 単独でスポンサーブースを出展する予定をしていたのですが…
残念ながらスポンサー募集で発表された一番安いスポンサーパッケージが $2,500 と、以前より値上がりしてしまい、ちょっと手が出なかったので見送って、代わりに WordCamp Malaysia 2023 に急遽出展したりしました。

結局 WordCamp 2024 は、スポンサーでもスピーカーでもない一般参加者となってしまい、個人的にすごく虚しい WordCamp でした。
日本の企業が一つもスポンサードしていないないのも残念でした。

そして迎えた WordCamp Asia 2025

一番安いスポンサーパッケージは相変わらず $2,500 で、しかも WordCamp Asia 2023 と WordCamp Malaysia 2023 において、売上面での宣伝効果は実質なかったので、どうしようか迷ったのですが、以下の理由で協賛しました。


日本の存在感を示したい

Asserting Presence

WordCamp Asia には多くの優秀な日本人がオーガナイザー・ボランティアとして関わっており、彼らがいなければ WordCamp Asia の成功はないと断言できるほど貢献して、存在感を放っています。


一方で、日本からのスポンサーシップがないというのは非常に寂しい。近年ビジネスにおけるジャパンパワーがどんどん下がる中で、自分がいるWordPressの業界で、スポンサーとして今誰が日本の存在感を海外に示すべきポジションにいるんだと言えばそれは自分たちでしょ。

ベクトルは売上規模も小さいので、一番小さいスポンサーパッケージに協賛するのも結構な背伸びなのですが、日本にも WordPress のサービスで頑張ってる会社あるんやでって事をアピールしたかったのです。

コミュニティへの貢献

Contribution

直接的な売上向上という面で協賛金の元をとるという事は極めて難しいと思っています。

しかしながら、さすがに十年以上も国内外のWordCampにスポンサーブースを出してきたので、WordCampでのプロモーションやブースの盛り上げノウハウはそれなりに持ってると自負しています。

ブランドの認知を向上しつつ、イベント自体を盛り上げる事には貢献できると思ったので今回の協賛に至りました。


やれる時にやる

Don’t miss the chance

“フラッグシップ WordCamp への自社ブランドでの協賛” というのは長年の目標だったので、達成できる時に達成してしておこうという事で、今回無理して出しました。

だって今の世の中、何事もやれる時にやらないと次があるとは限らないですよね。

実際に COVID-19 で中止になっていつ開催できるかわからないという状態になったし、今もコミュニティが…おっと誰かが来たようだ…。



投稿者プロフィール

Hidekazu Ishikawa
Vektor,Inc. 代表取締役CEO
テーマ Lightning や X-T9 他プラグインをいくつか開発
最近は管理業務が多くてコードは書けていない。
趣味 : SUP / ベース / ランニング / 将棋
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